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ECB、75bp利上げでも難題山積-欧州エネルギー危機に打つ手なし
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ECB、75bp利上げでも難題山積-欧州エネルギー危機に打つ手なし
欧州中央銀行(ECB)が今週の政策委員会で検討する二つの主要な選択肢は、わずか0.25ポイントの利上... 欧州中央銀行(ECB)が今週の政策委員会で検討する二つの主要な選択肢は、わずか0.25ポイントの利上げ幅の違いが全てだが、ラガルド総裁の仕事をうらやましいと考える向きはほとんどいないだろう。 ロシアが侵攻したウクライナに地政学的に近く脆弱(ぜいじゃく)なユーロ圏の金融政策を運営するラガルド総裁と政策委メンバーは、拡大の一途をたどる多くの難題に直面しており、利上げ幅が50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)か過去例のない75bpかという二者択一の議論は、そうした現状を覆い隠すことになりかねない。 エネルギー供給危機とその結果として生じた歴史的なインフレショック、迫り来るリセッション(景気後退)の危険に見舞われるユーロ圏経済は傷つき、各国の状況も一様でない。 ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムが2日、同国産ガスを欧州に運ぶパイプライン「ノルドストリーム」について、保守点検に伴う3日間