長期金利１％超えて上昇しないよう連続指し値オペで抑制－日銀総裁

日銀は同日の決定会合で、指し値オペの水準を従来の0.5％から1.0％に引き上げるなどのＹＣＣ運用の柔軟化を決めた。０％程度としている長期金利の誘導水準とマイナス0.1％の短期政策金利は据え置いた。２％目標の持続的・安定的な実現を見通せる状況には至っていないとし、粘り強く現行の金融緩和を継続する姿勢を明確にした。 日銀がＹＣＣ運用を柔軟化、長期金利の指し値オペ１％に引き上げ 具体的な運用については、「１％を超えて長期金利が上昇しないように、１％の水準では連続指し値オペで金利上昇を抑制する」とした。今後0.5％を超える動きには、「長期金利の水準や変化のスピード等に応じて機動的に対応することになる」と説明。「１％まで上昇することは想定していないが、念のための上限キャップとして１％とした」と述べた。 このタイミングでの修正に関しては、物価の上振れリスクが顕在化した時点で修正や柔軟化をすれば、「極め