香港の住宅販売、活況の週末－不動産抑制策の撤廃受け

香港の不動産市場は、政府が10年にわたる住宅購入を抑制する措置を解除したことで、ここ約１年で最高の週末となった。 香港、不動産抑制策撤廃で市場てこ入れ－高額所得者の課税強化 不動産仲介業者ミッドランド・リアルティー（美聯物業）によると、香港の10大住宅団地では週末に、過去61週間で最多となる27件の売買が成立した。これは前の週末の3.5倍に相当する。美聯物業は中古市場のセンチメントを測る指標としてこのデータを追跡している。 新築住宅市場も好調で、恒基兆業地産（ヘンダーソン・ランド・デベロップメント）の九竜半島でのプロジェクト「Belgravia Place」は３日、売りに出された138戸がわずか４時間で完売した。同集合住宅には4400件強の購入申し込みがあり、倍率は31倍余りだったことになる。 週末の動向は市場心理を後押しするものではあるが、大半のアナリストは、高金利と潤沢な在庫、低迷する