デフォルトした中国不動産会社、株価200％上昇－住宅規制緩和を好感

中国で北京市が他の主要都市に続き、住宅購入に対する規制を緩和したことを受け、不動産開発会社の株価は過去最大の上昇を記録している。 中国当局が低迷する不動産市場のてこ入れ策を求めたことを受け、北京市は９月30日、中心部の不動産を非居住者にも購入しやすくし、最低頭金比率を引き下げると発表。これを受け、ブルームバーグ・インテリジェンス（ＢＩ）の中国不動産株の指標は、10月２日に一時31％高と、過去最大の上げを記録。ここ５営業日の上昇率は92％となった。 ここ５営業日に世茂集団や融創中国など、デフォルト（債務不履行）に陥った一部の不動産会社の株価もそれぞれ200％余り急伸。一方、華融国際金融は２日に一時463％上昇した。 ＣＧＳインターナショナル・セキュリティーズ香港の中国不動産調査責任者、鄭懐武氏は「中央政府高官の不動産市場支援の断固とした姿勢は、最近の株式相場の力強い上昇による資産効果も相まっ