水産高生「ネコギギ」の繁殖に成功 園児らに稚魚披露：中日新聞Web

志摩市の水産高校の生徒たちが、国天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚「ネコギギ」の繁殖に成功した。市内の志摩幼稚園の園児たちの来校に合わせてお披露目会があった。 ネコギギはナマズの仲間で、全長は三〜一五センチ。日本固有の淡水魚で、伊勢湾と三河湾に注ぐ川にのみ生息するが、河川改修や豪雨などの影響で減少した。 繁殖に成功したのは、同校水産資源科アクアデザインコース二年生十六人。同校は、昨年三月に閉館した志摩マリンランドからネコギギの雌三匹、いなべ市教委から雄三匹を譲り受け、育成と繁殖に取り組んできた。

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「繁殖は分からないことだらけで、みんなで探り探り取り組んできた。まさか一年で成功できるとは思っていなかった」