創業149年、津の老舗「つたや」が事業売却 異業種に託した店主の思い：中日新聞Web

創業149年の津市東丸之内のウナギ店「つたや」が1月、後継者不在のため事業を市内の運送会社に売却した。ウナギが「ソウルフード」といわれ、約20のウナギ店がある津市内で屈指の老舗。ウナギとは無関係の異業種に売却を決めたのは、「店の味を守りたい」という店主の思いを、常連客の運送会社社長が受け継ぐ覚悟を見せてくれたからだった。 （豊田直也） つたやは、4代目店主森和広さん（73）の曽祖父が1875（明治8）年に創業。天然ウナギを使った時代には、商品にならない硬いウナギを刻んで薬味やご飯と交ぜてまかないとして食べたといい、ひつまぶしのルーツの一説として紹介されたこともある。

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つたやは、4代目店主森和広さん（73）の曽祖父が1875（明治8）年に創業。天然ウナギを使った時代には、商品にならない硬いウナギを刻んで薬味やご飯と交ぜてまかないとして食べたといい、ひつまぶしのルーツの一