フリーズドライ 能登の牛乳 ふりかけに 岐阜の企業 被災牧場を支援 １年超保存可能 肉料理や離乳食にも：北陸中日新聞Web

食品加工のイビデン物産（岐阜県本巣市）が乳業メーカーでこだわりの牛乳を手がける武蔵野デーリー（東京）と、能登半島地震で被災した牧場の牛乳を使った新商品を開発した。出荷先のレストランが被災し廃棄せざるを得なかった牛乳をフリーズドライ（冷凍乾燥）で長期保存可能にし、パスタや肉料理の味付けに使う「ふりかけ」とした。 （岸友里） 商品名は「ミルふり」。食品の乾燥加工に強みを持つイビデン物産の技術を使い、牛乳をいったん冷凍し、タンパク質が変異しない６０度以下で真空状態にし、水分を飛ばした。１００度以上で水分を除く脱脂粉乳と比べて、風味を残すことに成功した。期限も１年超とした。水に溶かせば牛乳に戻すことができ、離乳食にも使えるという。料理に使いやすいようミルク味のほかバジル味、イチゴ味の計３種類を作った。 イビデン物産と武蔵野デーリーは、昨秋から牛乳のフリーズドライ商品の開発を共同で進めてきた。牛乳の