長雨で潤う光秀公産湯の井戸 枯れ井戸が半世紀ぶりに：中日新聞Web

長い間、枯れ井戸同然だった恵那市明智町の「明智光秀公産湯の井戸」の貯水量が大幅に増え、地元住民らを驚かせている。七月の記録的な長雨の影響とみられ、天候の回復に伴い水量は徐々に減りつつあるが、しばらくは肉眼で確認できるという。 （長谷部正） 井戸は直径二メートル、深さ十六メートル。光秀が生まれたとの言い伝えが残る土岐明智城（落合砦（とりで））跡の一角にある。明智地域自治区会長の杉山淳さん（６０）によると、一九六〇年代半ばまでは水に手が届くほど万々と蓄えていたが、近くに明智グラウンドが建設された六七年を境に水量が減り続け、ほぼ枯れ井戸の状態が続いていた。

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恵那市明智町。「これほど水が増えるのは半世紀ぶり。光秀を主人公にした大河ドラマが放送されている年に、ゆかりの井戸がよみがえるのは不思議な縁を感じる」