＜８０億円の使い道 快速鉄道を考える＞ （１）白紙撤回:福井:中日新聞(CHUNICHI Web)

北陸新幹線小浜－京都ルートが正式に決まった二〇一六年十二月二十日。小浜市役所で定例会見に臨んだ松崎晃治市長が、若狭と滋賀県湖北を結ぶ琵琶湖若狭湾快速鉄道計画の見直しを示唆した。 「長年実現しなかった北陸新幹線のつなぎとして持ち上がったのが快速鉄道。ルートが決定したのだから、そっち（快速鉄道）より直で京都、大阪を結ぶ新幹線だろう」。快速鉄道計画そのものを事実上、白紙撤回する政治判断だった。 その後の対応は素早かった。当時、嶺南広域行政組合の管理者でもあった松崎市長は若狭町の森下裕町長とともに年末までに小浜市、若狭町、旧滋賀県今津町、朽木村の関係者に方針転換を説明した。年明けの一七年一月には、県と嶺南六市町が取り組んできた快速鉄道建設基金の積み立てを、一七年度当初から中止することで県と沿線市町から合意を取り付けた。 一七年二月九日に開かれた小浜市議会全員協議会。松崎市長は「関西圏への移動時間の

[kaos2009]

[一九九七年から県と嶺南六市町（当初は八市町村）が積み立ててきた琵琶湖若狭湾快速鉄道の建設基金約八十億円の行方が定まらない。使途の検討材料となる嶺南地域の鉄道やバスを含めた公共交通網形成計画が今秋、策

[kechack]

一九九七年から県と嶺南六市町（当初は八市町村）が積み立ててきた琵琶湖若狭湾快速鉄道の建設基金約八十億円の行方が定まらない。

[mikawa_1964]

「一九九七年から県と嶺南六市町（当初は八市町村）が積み立ててきた琵琶湖若狭湾快速鉄道の建設基金約八十億円の行方が定まらない」