信長築いた石垣、下段にも石垣 岐阜城天守高層化で権威示す？ | 岐阜新聞Web

岐阜市教育委員会は１８日、市内の金華山山上部などで行った調査で、戦国武将織田信長が築いたとみられる岐阜城の天守台の石垣の下段に新たに石垣が見つかり、追加調査で同時期に築かれた可能性があることが分かった、と発表した。天守台石垣の基底の石と下段石垣の裏に詰める小石「裏込（うらごめ）」も発見され、天守台の石垣と一体的に整備された可能性がある。市教委によると、山上部の城で複数段の石垣は珍しいという。信長が権威を示そうと天守に相当する高層建築や石垣を築くために、山上部で大規模な造成を行ったとみられる。 下段の石垣は、昨年１２月に見つかった天守台の石垣の南西側にあり、表面の一部が地表に露出した状態で発見された。追加調査で、下段石垣の裏側を約１平方メートル発掘したところ、今年１月下旬に天守台石垣の基底の石と裏込が確認された。裏込は、基底の石の下方まで詰められ、天守台石垣の基礎も兼ねていることから、下段も

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「これまで信長は、山上部で大規模な造成を行ったことが推定されていたが、今回の調査で初めて具体的に裏付けられたという」