社会の周縁に光当て…新宿書房が半世紀の歴史に幕 鎌倉の出版社にバトンも | カナロコ by 神奈川新聞

独創的な本を手がけてきた「新宿書房」（東京都中野区）が昨年１０月、５３年の歴史に幕を下ろした。きらりと輝く文章の書き手を発掘し、周縁（マージナル）にいる人や文化に光を当ててきたが、代表で編集者の村山恒夫さん（７７）＝伊勢原市出身＝が高齢などを理由に廃業を決断した。村山さんは「今後は、本作りに奮闘する若い人を応援していきたい」と話している。 同社が創業したのは１９７０年。村山さんの父で…

[Guro]

“うち約１２０冊を鎌倉市の出版社「港の人」が引き継ぎ、「ＳＳ文庫」として販売する。代表の上野勇治さん（６７）はかつて新宿書房で働いた。「新宿書房の本は宝で財産。亡くなった著者らの声でもある。その思いを