卑劣な「仕掛け罠」誰が 段ボール片にネジ細工、踏んだ車のパンク相次ぐ 県警「人命にも関わり悪質」 高砂

路上に放置されたネジを車が踏んでパンクする事案が兵庫県高砂市内で連続発生している。神戸新聞双方向型報道「スクープラボ」に被害に遭った２０代男性から情報が寄せられ、何者かが広範囲にわたって「罠」を仕掛ける卑劣な手口が浮かび上がった。１６日から被害は少なくとも２０件に上り、高砂署は「人命にも関わる悪質な事件」と器物損壊容疑で調べ、ドライバーに注意を呼びかけるチラシの配布を始めた。（田中朋也） ■巧妙な「仕掛け罠」 情報提供者の男性（姫路市）によると、１８日午後９時ごろ、高砂市南東部の県道を走行中、タイヤがパタパタと音を立てるのに気付いた。停車すると、右前輪に段ボール片が張りつき、剝がすと長さ約５センチのネジ２本が刺さっていた。 「最近同じ被害が相次いでいる」と、駆けつけた日本自動車連盟（ＪＡＦ）の隊員に聞かされた。そこでパンク修繕後、近隣を回ると、北西７４０メートル先、さらに２キロ先の路上でも