商標権を侵害？「姫路海城高校」の校名変更へ 東京の同名私立校から県教委に指摘 25年度開校予定

姫路南、網干、家島高校が統合して２０２５年度に新設される「姫路海城高校（仮称）」について、兵庫県教育委員会が別の校名を検討していることが３日分かった。東京の私立海城中・高校が取得している商標権を侵害する恐れがあるためという。 姫路海城高は、現在の姫路南高の校舎を活用して開校する。校名は播磨灘や姫路城下の地域、文化について探究学習できる学校の特徴を表現しており、在校生らへのアンケート結果などを基に県教委が２３年１２月に仮称として公表した。 ただ今年８月下旬、既に「海城高等学校」などの名称で商標権を取得している海城中・高から県教委に指摘があり、変更を検討することになった。県教委高校教育課は「校名を考える過程で海城中・高があることは把握していたものの、姫路を付ければ問題ないと考えていた。認識不足だった。大変申し訳ない」としている。 新校名は、同じく２５年度に統合再編する高校５校の正式名称とともに