発売から61年、昭和のロングセラー「白あん入りメロンパン」が最高賞 ニシカワ食品「長く愛され幸せ」

兵庫県加古川市で１９４７（昭和２２）年に創業したニシカワパンの商品で最古参の「白あん入りメロンパン」が、日本フードアナリスト協会（東京）による食の評価制度「ジャパン・フード・セレクション」で最高賞のグランプリに輝いた。昨年は同じくロングセラーの菓子パン「にしかわフラワー」が金賞に選ばれており、昭和世代の商品による２年連続受賞。製造するニシカワ食品（加古川市野口町長砂）の関係者は「素材や製法にこだわった製品が高い評価を得られた」と喜ぶ。（増井哲夫） 日本人の繊細な味覚、嗜好（しこう）性、感性、食文化に配慮した食品・食材の評価・認証制度で、毎月実施。食にまつわる知識を持った「フードアナリスト」の資格者約２万３千人が審査に当たり、グランプリ、金賞、銀賞、銅賞を決める。今年はこれまで毎月、計８回の審査が行われ、白あん入りメロンパンは８月に受賞した。 １９６３（同３８）年発売で、６５（同４０）年発売