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【学力格差のメカニズム (4)】学力格差のメカニズム② マタイ効果
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【学力格差のメカニズム (4)】学力格差のメカニズム② マタイ効果
前回は、学力格差が生まれるメカニズムを文化的再生産論という理論に基づいて検討しました。しかし、学... 前回は、学力格差が生まれるメカニズムを文化的再生産論という理論に基づいて検討しました。しかし、学力格差の原因を家庭の経済資本や文化資本の差のみに求めるのは問題かもしれません。複雑な社会事象を捉えるためには、いろいろな観点からそのメカニズムを明らかにしていく必要があるからです。 そこで今回は、マタイ効果と呼ばれる理論に着目したいと思います。マタイ効果とは、新約聖書の一節「持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまで取り上げられるだろう」から名付けられた社会現象で、時間の経過につれて格差がますます拡大していく傾向性を指す言葉です。社会学者のロバート・マートンが、研究者の業績格差を説明する概念として提唱しました。 学力格差の文脈にも、このマタイ効果が働いている可能性があります。すなわち、「勉強が得意な子はますます得意に、勉強が苦手な子はますます苦手に」とい