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市の施設になぜ山積みのナプキン? 「生理の貧困」支援進まぬ背景は|社会|地域のニュース|京都新聞
生理用品を配布している京都市の窓口。引き換えカードを示せば無言で渡すようにしているが、訪れる人は... 生理用品を配布している京都市の窓口。引き換えカードを示せば無言で渡すようにしているが、訪れる人は少ないという(8月16日、中京区・ウィングス京都) 経済的理由などで生理用品を入手できない「生理の貧困」を巡り、自治体が実施する生理用品の配布が思うように進んでいない。新型コロナウイルス禍を受け、京都や滋賀をはじめ全国で配布の動きが広がるが、窓口に取りに来ることがハードルとなり、必要な人に届いていない恐れがある。一部では窓口で申し出に応じて手渡す配布方法を見直す動きがあるなど、模索が続いている。 「始めた当初はそこそこ希望者が来たのですが、最近は土日でも1桁です」。京都市中京区のウィングス京都。倉庫に高く積まれた生理用ナプキンを前に、職員が肩を落とした。ウィングス京都では市内で最多の約3千パックを配布しているが、9月末までの3カ月間で実際に渡したのは178パックという。 ■公言に抵抗感か 担当者
2021/11/05 リンク