えん罪晴らした西山さんと青木さんに「守屋賞」 刑務所で励まし合った「獄友」｜社会｜地域のニュース｜京都新聞

刑事・少年司法分野の活動で優れた業績を上げた個人や団体に贈られる本年度の「守屋賞」を、いずれも裁判をやり直す再審で無罪となった西山美香さん＝滋賀県彦根市＝と青木惠子さんの２人が受賞し、表彰式が１８日に東京都内で開かれた。 西山さんは湖東記念病院（滋賀県東近江市）の患者死亡で再審無罪となり、現在は国家賠償請求訴訟を続ける。大阪市の小６女児焼死で再審無罪が確定した青木さんとは、同じ刑務所で励まし合った「獄友」。２人は再審で雪冤（せつえん）を果たした後も、冤罪を訴える人の支援に積極的に関わっている取り組みなどが高く評価された。 西山さんは式典で「獄中で闘う仲間が早く無罪判決までいけたらいいが、私以降出なくなり、司法の道が狭まっている。皆さんの力も借りて扉を開いていきたい」と決意を新たにした。 守屋賞は、ＮＰＯ法人「刑事司法及び少年司法に関する教育・学術研究推進センター」（東京）が設け、今回で１０