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被災地ホテルで「電話の受け方」マナー講習をする奇妙な光景
震災による甚大な被害や自粛の影響を受けて、企業の倒産が急増している。4月末までに57件に達し、そこに... 震災による甚大な被害や自粛の影響を受けて、企業の倒産が急増している。4月末までに57件に達し、そこには約300年の歴史を持つ栃木県日光市の湯西川温泉にある老舗ホテル「伴久ホテル」も含まれる。 そうした中、水道や電話などのインフラが止まり、再開の目処が立たない宮城県南三陸町にある「南三陸ホテル観洋」では、なぜか連日、ビジネスマナー講習が行なわれていた。 志津川湾の高台に立つホテルの窓からは、瓦礫の山と化した町や、自衛隊のヘリが飛び交い、海上で艦艇が遺体捜索を行なう様子がそこかしこに見える。そんな悠長なことをやってる場合じゃないはずだが――。 窓のカーテンを閉めて薄暗くなった会議室に約250人の従業員が集められ、朝8時から昼休みを挟んで夕方5時まで、スライドを観ながら講師による講義を受けている。 「お客様には『お電話をおかけします』とはいいません。『電話をおかけします』が正しいです」 講師の言
2011/05/10 リンク