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電力不足をイラクで考える | Newsweek斜め読み | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
この夏も猛暑だというのに、節電を考えると、エアコンの使用は控えめにしてしまう。こんな家庭が多いの... この夏も猛暑だというのに、節電を考えると、エアコンの使用は控えめにしてしまう。こんな家庭が多いのではないでしょうか。 電力がいかに大事か。私はいまイラク南部の都市バスラで実感しています。 イラクが電力不足に喘いでいることは、酒井啓子さんが「中東徒然日記」の中で書いていらっしゃる通りです。 アメリカがイラクを攻撃・占領した後、全土の電力不足に迅速に対応しなかったため、イラク国民の不満を高め、それが治安の悪化にもつながりました。それはいまも続いています。イラクの真夏の暑さは想像を絶するからです。エアコンがなければ、冷蔵庫が機能しなければ、どうやって過ごせばいいのか。 7月上旬、私はイラク第2の都市であるバスラの古びた港湾施設や石油精製施設を取材しました。日本から持参した寒暖計を炎天下に置くと、水銀柱は、あっという間に目盛り上限の50度を突破しました。上限を超えたので、正確な気温は計れなくなりま
2011/07/19 リンク