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脳内に侵入した新型コロナウイルスにより「ゾンビ化した細胞」を破壊し後遺症を防ぐ研究に成果
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脳内に侵入した新型コロナウイルスにより「ゾンビ化した細胞」を破壊し後遺症を防ぐ研究に成果
ウイルスが脳内に侵入すると脳細胞をゾンビ化させる可能性がある ILLUSTRATION BY DMITRY KOVALCHUK/IS... ウイルスが脳内に侵入すると脳細胞をゾンビ化させる可能性がある ILLUSTRATION BY DMITRY KOVALCHUK/ISTOCK <オーストラリアの研究チームにより、幹細胞から育てたミニチュア臓器を使い、コロナに感染した脳に働きかけることで脳の老化を抑制する治療薬の検証が進む> 新型コロナウイルスへの感染による後遺症で、脳の老化が加速される例がある。ただしオーストラリアでの研究によれば、この早すぎる老化を止める手だてはあるらしい。 豪クイーンズランド大学の研究者らは、学術誌「ネイチャー・エイジング」に2023年11月13日付で発表した研究で、脳オルガノイド(ヒト幹細胞から育てたミニチュア脳)に新型コロナウイルスを感染させ、脳組織にどのような変化が起きるかを調べた。 細胞は分子レベルの工場のようなもので、私たちの生存に不可欠な作業を日々黙々と行っている。だが、その過程では有害な老