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食事をしない若者が増えている、その深刻な背景
<健康な生活の根幹である「食」を、若年層の多くが節約のために疎かにしている> 日本人のタンパク質の... <健康な生活の根幹である「食」を、若年層の多くが節約のために疎かにしている> 日本人のタンパク質の摂取量が1950年代と同水準になっているという(日経新聞WEB、2023年2月9日)。記事のグラフを見ると、2019年の1日の摂取量平均は70グラムほどで、戦後初期の頃と同じくらいだ。国の推奨値は超えているものの、良好な健康状態を維持するのに必要な目標値には届いていないとされる。 物価高に見舞われている2023年現在では、たんぱく質の摂取量はもっと落ちているだろう。肉や魚は値上がりし、安価な米や麺類でお腹を満たす人が増えているのではないか。炭水化物の摂り過ぎは肥満につながるので、栄養の偏りによる健康不良も懸念される。 偏食を通り越して欠食、すなわち食事をしないという人もいる。2011年の総務省『社会生活基本調査』によると、調査対象の平日に食事をした国民(15歳以上)の割合は99.4%。裏返すと