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世代の記憶伝える 故石牟礼道子さん 患者の「思い」くみ取り | 西日本新聞me
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世代の記憶伝える 故石牟礼道子さん 患者の「思い」くみ取り | 西日本新聞me
「前の世代、その前の世代、ずっと前の世代、みんな記憶を持っている。でも世の中忙しいから(忘れてし... 「前の世代、その前の世代、ずっと前の世代、みんな記憶を持っている。でも世の中忙しいから(忘れてしまう)」。2013年6月、熊本市内でお会いした石牟礼道子さんは執筆についてそう語ってくれた。まさに石牟礼文学の根幹にある言葉だと納得したのを思い出す。生者と死者、近代と前近代…。考えてみると石牟礼さんは常に「境界」に立っていた。 水俣病を告発し、自身の名を広く知らしめたのは「苦海浄土」(1969年)だ。患者の語りで構成される同作を、石牟礼さんを長年支え続けた評論家渡辺京二さん(87)=熊本市=は「聞き書きなぞではないし、ルポルタージュですらない」と評す。確かに、語られるのは実際に聞いた患者の言葉だけではない。石牟礼さんが感じとった死者の言葉であり、声を発せない患者の思い。ノンフィクションと小説のはざまにあった作品だと思う。さらに言えば、石牟礼さん自身の立ち位置も文学にとどまらず、水俣病訴訟の支援