岡山県全域に病害虫発生予察警報…稲を枯らす害虫「トビイロウンカ」の被害【岡山】 | OHK 岡山放送

稲を枯らす害虫、「トビイロウンカ」の発生拡大による被害が懸念されるとして、岡山県は県内全域に病害虫発生予察警報を発表しました。 トビイロウンカは体長約５ミリで、稲の根元に寄生して養分を吸い取ります。梅雨の時期に中国大陸などから偏西風によって運ばれ、秋までに個体数を増やします。 県の病害虫防除所が８月１７日から２日間、県内９０ヵ所の水田で調査したところ、５４ヵ所で見つかり発生率は６０％で平年の１０倍以上だったため、７月出していた注意報を警報に切り替えました。 警報の発表は２年連続で、県は「今年（2020年）は被害の広がりがはやい。水田を早めに確認し、農薬の散布などを徹底してほしい」としています。