米国PL訴訟対策 vol.2 - ディスカバリー ― 法務マンの主戦場 ― | リコー

ITによる法的リスクへの対策､十分ですか？ 米国PL訴訟対策 vol.2 ディスカバリー ― 法務マンの主戦場 ― 米国の弁護士に日本の民事訴訟制度を説明するとよく、「ディスカバリーもないのによく本当のことがわかるね」と言われます。いや、実際わかりません。日本では原告も被告も、自分に都合のよい証拠だけ提出しますから、真実の発見など望むべくもありません。手持ちの証拠を駆使して、どちらがもっともらしい話を作るかの勝負です。これに対し米国流のディスカバリーは、お互いにすべての情報と証拠を白日の下に曝したうえで、同じ土俵で勝負しようという制度です。なるほど日本よりも真実に近づけそうです。しかし膨大な量の情報を開示、精査するのに、これまた莫大な費用と時間がかかります。真実はさておくとしてもローコストで紛争解決できる日本型と、果たしてどちらがよいのでしょうか。 ディスカバリーについては、PL訴訟に特有

[BigHopeClasic]

これを読めば、なぜニューヨーク州弁護士でもある福井先生がディスカバリをやりたくないと考えたか、よくわかる。当事者にかかる負担が半端ないんだよこの制度。

[hiroomi]

”日本では「自己使用文書」は文書提出命令の対象にならないのですが、それと同じと考えて「これは私的なものだから関係ない」と勝手に判断してはいけません”フムフム