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【敗者烈伝】番外・勝者編 足利尊氏 気分屋、天下を取る 作家・伊東潤 (1/2ページ)
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【敗者烈伝】番外・勝者編 足利尊氏 気分屋、天下を取る 作家・伊東潤 (1/2ページ)
日本史において天下人と言えるのは、皇族を除けば、蘇我馬子、藤原道長、平清盛、源頼朝、織田信長、豊... 日本史において天下人と言えるのは、皇族を除けば、蘇我馬子、藤原道長、平清盛、源頼朝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、そして有司専制(ゆうしせんせい)体制を築いた大久保利通あたりだろうか。こうした人々に共通しているのは、堅固な意志、飽くことなき欲望、がむしゃらな野心、縦横無尽の交渉力、強引なまでの政治力、冷酷非情な決断力、何物も恐れぬ胆力、先を読む眼力、鋭い人間洞察力、周囲を引き付ける人間的魅力などである。 しかしここにただ一人、こうした要素のほとんどを持っていない天下人がいる。強いて挙げれば「人間的魅力」くらいだが、それさえも偶然の産物にすぎない。 その男の名は足利尊氏。室町幕府初代将軍である。 尊氏には、1つ違いの弟の直義(ただよし)と家宰の高師直(こうのもろなお)という2人の優秀なブレーンがいた。彼らの助言により、尊氏は実にタイミングよく鎌倉幕府を裏切り、これまた実にタイミングよく後醍醐