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【開発ヒストリー】引き算の美学で「究極の時計」追求 世界最薄の1ミリ、機能、デザインもシンプルに(1/3ページ)
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【開発ヒストリー】引き算の美学で「究極の時計」追求 世界最薄の1ミリ、機能、デザインもシンプルに(1/3ページ)
GPS(衛星利用測位システム)機能を搭載したり、スマートフォンと連携して時刻を修正したりするなど... GPS(衛星利用測位システム)機能を搭載したり、スマートフォンと連携して時刻を修正したりするなど、時計の技術はまさに刻一刻と進化し続けている。持ち主の心拍測定までできる「スマートウオッチ」も台頭する中、シチズン時計は今秋、機能やデザインを可能な限り簡素化した究極の時計を世に送り出した。ムーブメント(駆動部分)厚1ミリ、ケース厚2.98ミリの世界最薄のアナログ式光発電腕時計「エコ・ドライブワン」だ。時計の常識を打ち破るスリムなボディーには、繊細な技術と「世界初」にこだわる大志がこめられている。 ◇ 「時計の本質を見直し、すべてをそぎ落としたシンプルで薄く美しい時計に挑戦しよう」 戸倉敏夫社長の号令を受け、シチズンがエコ・ドライブワンの開発に動き出したのは平成26年夏だった。 シチズンは昭和51年、世界で初めて太陽光で発電し、電池交換不要のアナログ式腕時計を発売。平成7年から「エコ・ドライブ」