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お得感でヒットの原石掘り起こしへ KADOKAWAが文庫の電子版定額読み放題サービス本格開始
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KADOKAWAと電子書店を運営するブックウォーカーが2月、1万点を超える小説の文庫などの電子版... KADOKAWAと電子書店を運営するブックウォーカーが2月、1万点を超える小説の文庫などの電子版が読み放題となる「角川文庫・ラノベ読み放題」を本格始動させた。電子コミック(漫画)などで広がる定額制読み放題サービスのいわば「文字もの」版。背景を取材すると、電子書籍を取り巻く苦境と可能性の両面が見えてきた。 「角川文庫・ラノベ読み放題」は月額760円(税別)を支払えば、KADOKAWAが電子書店「BOOK☆WALKER」で販売する小説やライトノベルなどのうち、対象に指定された1万点以上が読み放題となるサービス。昨年12月から今年1月末までの無料期間を経て、2月から有料化された。 読み放題対象は随時入れ追加されるが、現在、伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』や森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』といった人気作家の映像化作品が並ぶ。創刊70年の歴史を誇る文庫らしく、映画とのメディアミックスの先駆