＜新型コロナ＞1年で50万人以上が感染 重症化・死亡率↓ 入院者・死者数↑ 知事「対策は自分で」：東京新聞 TOKYO Web

新型コロナウイルスの感染拡大は、県内でもこの一年間で爆発的に進んだ。昨年十二月末に二万四千人あまりだった累計感染者数は、五十二万人を超えた。その半面、重症化率や死亡率は大きく下がっており、飲食店への営業時間短縮要請のような行動制限は三月を最後に行われていない。ただ、感染者の絶対数が激増したことで入院者数や死者数は増加傾向にある。（長崎高大） 二〇二二年は新変異株「オミクロン株」の流行開始とともに始まった。感染拡大の波は一〜三月の「第六波」、七〜九月の「第七波」、十一月以降の「第八波」の三回。第六波までは、一日当たりの新規感染者数が二千人を超えたことは一度もなかったが、第七、八波では四千人を超える日も珍しくなく、第八派ではとうとう五千人を超えた。 オミクロン株は、感染力は強いものの重症化しにくいとされる。このため、感染者自体は激増した一方、入院率や重症化率、死亡率など「危険性」を示す数値は、