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東日本大震災9年半 岩手・大槌町の男性、妻の遺骨を8カ月悩んだ末に受け取り DNA型は鑑定不能:東京新聞 TOKYO Web
東日本大震災で犠牲になった(後列左3人目から右に)妻裕子さん、次女央子さん、(前列左から)母洋子... 東日本大震災で犠牲になった(後列左3人目から右に)妻裕子さん、次女央子さん、(前列左から)母洋子さん、孫良介ちゃん、長女代子さんらと写真に納まる三浦憲さん(前列右)=2011年3月5日、岩手県大槌町で(三浦憲さん提供) 東日本大震災で被災した岩手県大槌町(おおつちちょう)で家族5人が犠牲となった会社役員三浦憲(あきら)さん(62)に15日、妻裕子(ゆうこ)さん=当時(53)=の遺骨が震災から9年半を経て引き渡された。県警は身体的特徴や発見場所などから特定したが、DNA型は鑑定でも検出されなかった。「本当に女房なのか」。三浦さんは引き取るかどうか約8カ月間悩んだが、心を整理し受け取りを決めた。 この日、三浦さんは身元が今も分かっていない遺骨を保管している大槌町内の納骨堂で、長男崇さん(34)と一緒に、町職員から白い布に覆われた遺骨が入った箱を受け取った。目元を赤くし、ハンカチで涙を拭いながら
2020/09/22 リンク