日本型アカデミーとしての「学術会議」に誇りを 宇山智彦・北海道大教授：東京新聞 TOKYO Web

日本学術会議会員の任命拒否問題への説明を政府が拒み続ける中、自民党プロジェクトチームが１２月に出した提言について、会員の宇山智彦・北海道大教授が、個人の見解として本紙に寄稿した。 学術会議の設置形態の見直しが性急に進められようとしている。自民提言はいかにも急ごしらえで、奇妙な点が多いが、特に不思議なのは、現状の問題点と改革の目的が具体的に挙げられないまま、欧米のアカデミーのモデル、しかも市場主義的に誤解されたモデルで設置形態を変えたり、機能を増やしたりするという、手段であるはずのことが目的化していることだ。

[kaikaji]

"日本では公共と国家が同一視される傾向が強く民間組織が国全体への強い影響力を持てるのは資金力を背景とする経済団体などに限られ" "政府からの資金に頼る民間団体になったりすれば政府への従属性はかえって高まる"

[repunit]

同じ北大で研究止めさせる事件があったのにずいぶん冷淡だな。