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この本は中動態というかつてインド=ヨーロッパ語に存在していた文法カテゴリーについての本である。 中... この本は中動態というかつてインド=ヨーロッパ語に存在していた文法カテゴリーについての本である。 中動態のことを知ったのはもう二十年以上も前、大学の学部生のときである。その頃、私はジル・ドゥルーズやジャック・デリダ、ミシェル・フーコーらの哲学、後にフレンチセオリーと呼ばれることになる当時の流行思想に関心を持っていた。近代哲学、あるいは哲学そのものが前提としてきた様々な概念をことごとく疑問に付す彼らの思想は難解をもって知られていたのだが、中動態の知識は私に、彼らが述べていることのほとんどはこの中動態の概念によって整理できてしまうのではないかという直観を与えた。彼らの哲学が難解に思えるのは、彼らが我々の思考様式の外側について思考しているからである。そしてその我々の思考様式を決定的に規定している要素の一つこそ、中動態を排除することで成立した能動態と受動態の対立ではないか。 もちろん当時は正確に以上