覚醒剤・麻薬の分析時間、大幅短縮の方法解明 大阪府警研究員 - MSN産経ニュース

大阪府警科学捜査研究所の志摩典明・研究員（３１）が、体内から尿として排出された覚（かく）醒（せい）剤や麻薬の分析時間を大幅に短縮する方法を解明し、母校の富山大大学院の薬学博士号を取得した。 覚醒剤や麻薬が体内に入ると数種の化合物に変化する。志摩研究員は尿の中から最も多く検出される化合物に着目し、この化合物そのものを調べる方法を発見した。 酵素や酸などを加えてから調べる従来の方法の場合、分析までに数時間〜１日かかることもあったが、今回、発見された方法では１時間程度に大幅に短縮される。これにより容疑事件の素早い立件が可能になると期待される。 さらに、この化合物は体内に入らないと組成されないため、薬物摂取の容疑者が「検査段階で尿に薬物が混入した」などと言い逃れをする場合でも、それを許さない。 また、志摩研究員は麻薬の一種「ＧＨＢ」を摂取したかどうかを証明する方法も確立した。ＧＨＢはごく微量だが健

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大阪府警科学捜査研、尿中に最も多く検出される化合物を調べる方法を発見。酵素や酸等加え調べる従来法は分析までに数時間-1日かかったが、1時間程＆体内以外で組成されず、薬物摂取容疑者の言い逃れを許さない