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「核」の管理という課題 - 雪斎の随想録
■ 『溜池通信』で紹介されていた『The Economist 』記事要旨からの抜き書きである。 久間防衛... ■ 『溜池通信』で紹介されていた『The Economist 』記事要旨からの抜き書きである。 久間防衛相が米国の原爆投下を是認するような発言をした。久間の発言は主流派歴史家の見解通り、原爆投下が日本の降伏を早め、ソ連の大規模占領を防いだというもの。これが日本の右派(歴史見直し派)と左派(反戦平和派)を結束させてしまった。不運にも久間の選挙区は長崎であり、自民党候補が民主党と競っている。九州は保守の金城湯池なるも、自民党の選挙マシーンは弱体化している。久間は7 月3 日に辞任した。 雪斎は、「久間発言は、教条的な『平和主義者』と観念的な『民族主義者』の醜悪な野合の光景を出現させた。誠に気色悪いものを見せられた想いがする」と書いたけれども、『The Economist 』記事要旨を前にして、「何だ。同じことを言っているやないけ」と反応する。 ■ 昨日付『産経新聞』「正論」欄に寄せた原稿である