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熊野古道、名所の苔なくなる 原因不明、誰かが削った?:朝日新聞デジタル
世界遺産の熊野古道「大雲取越(おおぐもとりごえ)」にある名所、円座石(わろうだいし)=和歌山県新... 世界遺産の熊野古道「大雲取越(おおぐもとりごえ)」にある名所、円座石(わろうだいし)=和歌山県新宮市熊野川町=を覆っていた苔(こけ)がなくなり、茶色の石がむき出しになっている。原因ははっきりしないが、人為的に削り取られた可能性があり、市教委は困惑している。 大雲取越は、中辺路ルートの一部で、熊野那智大社(那智勝浦町)から新宮市熊野川町小口までを結ぶ約14・5キロ。円座石は大雲取登り口から徒歩約20分。幅3・5メートル、高さ1・5メートル。円座とは座布団のことで、熊野三山の神々がこの石に座って談笑したという伝説が残る。石には本宮を表す「阿弥陀仏」、新宮の「薬師仏」、那智の「観音仏」がそれぞれ梵字(ぼんじ)で刻まれている。 円座石は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のコアゾーン(登録資産)ではないが、バッファーゾーン(緩衝地帯)に含まれている。苔むした姿で知られ、古道を歩く人たちの人気を集めて
2015/04/27 リンク