朝日新聞デジタル：能力高い外国人、定着に難 使えぬポイント制、広がらず - 社会

ポイント制の対象となる外国人の推移＝法務省の出入国管理（白書）から 【岩崎生之助】日本で働く能力の高い外国人の定着を促す「ポイント制」が、十分に利用されていない。昨年５月に制度がはじまり、初年度は２千人の利用を見込んだが、実際は半分の千人を割りそうだ。使い勝手が悪いのが一因で、本来の狙いが果たせないおそれがあり、導入した法務省は近く制度の見直しを検討する。 日本は先進国でも在留条件が厳しい。これまで日本で仕事をする外国人は、配偶者を働かせたり、母国の両親や使用人を呼んだりするのを制限されていた。永住権を取得しようと思っても、在留１０年がめやすになっていた。 「ポイント制」で能力などに応じて点数が加算され「高度人材」に認定されると、これらの条件が緩和される。永住権も在留５年をめどに取れるようになる。研究目的で来日した後、事業経営をすることも許される。出入国管理法を根本的に緩めて労働者を

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