asahi.com（朝日新聞社）：赤ちゃんザル、名前はキズナ 大分・高崎山 - 社会

母親のヨイに抱かれて顔をのぞかせるキズナ＝高崎山自然動物園提供 大分市の高崎山自然動物園で２２日、今年初めての赤ちゃんザル（雄）の誕生が確認された。同園は東日本大震災からの復興への願いを込めて「キズナ（絆）」と名付けた、と発表した。 高崎山では約１４００匹のサルの生息が確認されており、同園は毎年、最初の赤ちゃんにその年の出来事にちなんだ命名をしている。昨年は「クロマグロ」、一昨年はワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）にちなんで「レンパ（連覇）」。震災を受けて今年は「人と人とを結ぶ絆で助け合う年」と自然と意見がまとまったという。 同園は同日午後１時半ごろ、２１日夕には出産していなかったＢ群の雌・ヨイ（推定１０歳）が赤ちゃんを抱いて山から下りてくるのを確認した。担当者は「微力でも被災地の人たちへの応援になれば」と話していた。