asahi.com（朝日新聞社）：海外旅行でも時効停止 最高裁が初判断、従来学説覆す - 社会

刑事事件の時効について「犯人が国外にいる場合は進行を停止する」と定めた刑事訴訟法の規定をめぐり、最高裁第一小法廷（桜井龍子裁判長）は「一時的な海外渡航でも適用される」という初判断を示した。これまでは、短期間の旅行のような場合はカウントされないという学説が有力だったが、最高裁が逆の立場を採用する形となった。 判断は、土地購入をめぐって９９年に知人女性から約３３００万円をだまし取ったとして、０７年に詐欺罪で起訴された高知県の男性（５７）＝一、二審で実刑＝の上告を棄却した２０日付の決定で示された。詐欺罪の時効は７年だが、検察側は男性が犯行から起訴までの７年１０カ月余りの間に数日間の海外渡航を５６回繰り返し、計３２４日を「国外」で過ごしていたため、この期間を除くと時効が完成していないとしていた。 弁護側は上告審で「国外にいる場合に時効を停止するのは、起訴状を送達することが困難なためだ」という学

[petronius7]

「場合」が並立しているから文言上は妥当な判断なんだ。でも状況的にそんな短い海外旅行を時効停止に含めるのも違和感あるな。

[nesoberuinu]

y_arimさんの疑問に答えてみました。http://d.hatena.ne.jp/nesoberuinu/20091025

[love_chocolate]

第一小法廷は「国外にいる間は、一時的な渡航による場合でも、時効の進行を停止する」と判断し、起訴が適法だったと結論づけた

[mohno]

「起訴状を送達することが困難なため」＜そんな理由だったのか。

[topics2009]

最高裁判所 平成20年(あ)第1657号 詐欺被告事件 平成21年10月20日決定

[hati50]

海外旅行でも時効は停止という新解釈。時効停止って、海外逃亡防止用じゃなくて、「起訴状を送達することが困難」が理由だったのか。これだと、大半の日本人は時効が延長されると思うのだが、範囲が広すぎないかね。

[lucidius]

"弁護側は上告審で「国外にいる場合に時効を停止するのは、起訴状を送達することが困難なためだ」という学説を引用"／"第一小法廷は「国外にいる間は、一時的な渡航による場合でも、時効の進行を停止する」と判断"

[jt_noSke]

ほほー

[frsatti]

公訴時効停止を一時渡航かどうかという論点があったのか。むしろ単に国外にいるだけでいいのかという問題があったり。判例が楽しみ。

[oguogu]

従来の学説は、ここまで海外旅行を繰り返す事を想定していないんだと思う。

[emoyan]

『海外旅行でも時効停止 最高裁が初判断、従来学説覆す』

[nakex1]

学説とは逆の結論。ただし，犯人が国外にいる場合『又は』有効に起訴状の謄本の送達等ができなかった場合という刑訴255条1項の文言にはむしろ忠実ともいえる。

[minarai]

判タとか見ないとなぁ。これは重要な判例になる気がする