河北新報 東北のニュース／東北企業の倒産６８％増 ５月、震災以降最多

東北企業の倒産６８％増 ５月、震災以降最多 帝国データバンク仙台支店が７日まとめた東北の法的整理による５月の企業倒産集計（負債額１０００万円以上）によると、件数は５４件で前年同月比６８．８％増となった。震災が起きた３月以降最多で、うち１０件は震災が原因。２、３、４月の件数は前年を下回るか同じ水準で推移。５月に入って震災の影響が倒産集計上も表面化してきた。 負債総額では７３億７２００万円で２２．０％減った。県別の倒産状況は表の通り。福島が件数、負債額とも最も多く、震災関連は温泉旅館の観山荘（福島市）の破産（負債額１４億円）など６件あった。仙台支店は「原発事故の風評被害などで、観光などサービス業や小売業を中心に倒産が目立った」と指摘する。 業種別では建設業が最多の２０件で、卸売業１１件、小売業とサービス業が各９件と続いた。原因別では販売不振（４６件）など不況型倒産が４８件と全体の約９割を占

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《業種別では建設業が最多の２０件で、卸売業１１件、小売業とサービス業が各９件と続いた。原因別では販売不振（４６件）など不況型倒産が４８件と全体の約９割を占めた》