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謝罪論|柏書房株式会社
「すみません」では済まないとき、 何をすれば謝ったことになる? 責任、償い、約束、赦し、後悔、誠意... 「すみません」では済まないとき、 何をすれば謝ったことになる? 責任、償い、約束、赦し、後悔、誠意への懐疑―― 謝罪の機能や不適切な謝罪の特徴を解き明かし、 学際的な知を総動員して、「謝罪の全体像」に迫る! 【本書の内容】 親はある時期から、悪さをした子どもを叱る際、そういうときは「ごめんなさい」と言うんだ、と教え始める。すると、子どもはやがて、「ごめんなさい」と言うことはできるようになる。けれども今度は、場を取り繕おうと「ごめんなさい、ごめんなさい……」と言い続けたり、「もう『ごめんなさい』と言ったよ!」と逆ギレをし始めたりする。 「違う違う! ただ『ごめんなさい』と言えばいいってもんじゃないんだよ」――そう言った後の説明が本当に難しい。「すみません」で済むときもあるが、それでは済まないときも往々にしてあるからだ。「すみません」といった言葉を発したり、頭を下げたりするだけでは駄目なのだと