赤字高水準でも中銀は緩和要求退けるべき＝米フィラデルフィア連銀総裁 | ビジネス | 最新ニュース | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

［フィラデルフィア ２日 ロイター］ 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は２日、財政赤字が高水準でも各国中銀は追加緩和を求める圧力に屈することなく、物価安定の責務を遂行すべきとの考えを示した。総裁は講演原稿で「物価安定を維持することの利点は広く知られているにもかかわらず、欧米双方で、妥協を求める圧力が高まっている」とし、市場が不安定で中銀の介入を求めているように映っても、物価安定の責務に関し譲歩してはならないと述べた。その上で中銀が緩和要求圧力に直面しているのは「財政規律の維持に向けた財政当局の取り組みが不十分であることに加え、住宅セクターの資産買い入れなどにより中銀が財政政策の領域に進んで足を踏み入れたからだ」と述べ、政府の財政再建協議の難航に加え、中銀にも責任があるとの考えを示した。総裁は「紙幣の増刷」により財政の行き詰まり打開を図れば、著しくインフレが高進し、多くの場合ハイパ

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赤字高水準でも中銀は緩和要求退けるべき＝米フィラデルフィア連銀総裁