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ISISの「血塗られたラマダン」から世界は抜け出せるか
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ISISの「血塗られたラマダン」から世界は抜け出せるか
<イラクとシリアで劣勢に陥ったISISが、戦線を各国に拡大しているという見方もあるが、実際には各地の... <イラクとシリアで劣勢に陥ったISISが、戦線を各国に拡大しているという見方もあるが、実際には各地の不満分子がISISの「ジハード」によって活動を正当化しているのが実態のようだ。有効な解決策はないものの、各地域の社会問題を解決することがまず重要となる>(写真は自爆テロで破壊されたバグダッドの商業地区) 通常は、盆と大晦日と正月を一緒にしたようなお祭り騒ぎのはずのラマダン明けの「イード(犠牲祭)」だが、今年は暗く沈んでいる。 ラマダン月が明ける4日前にイラクのバグダードで起きた商店街カッラーダでの爆破事件は、292人もの死者を出したし、その翌日にはサウディアラビアのジェッダ、メディーナ、カティーフで爆破事件が発生した。ダッカのカフェ襲撃事件で日本人も含めて痛ましい犠牲者を出したバングラディシュでは7日、ラマダン明けのお祝いの最中に首都郊外の町で警察襲撃事件が起きた。インドネシアでもバイクで警