ずみの日記 : ヒューリスティックとバイアス

2011年10月23日06:13 ヒューリスティックとバイアス カテゴリメモ 人は選択問題に直面すると，まず選択対象に対して，「良い」か「悪い」か，あるいは「快」か「不快」かの感情を直感的に把握し，それをガイドラインにして対象の判断を意識的に行うのである Paul Slovic―⑤ 人は認知資源を節約するために心理的ショートカットを行い，複雑な課題をより扱いやすい単純なものへと変換する傾向がある（認知コストの節約）。したがって，いくらかの認知資源を要する人の判断や意思決定は心理的ショートカット≒ヒューリスティックに多くを負っている。 ヒューリスティックとは，二重プロセスモデル（図1・図2参照）でいうところの「システムⅠ」で主に行われる直感的な情報処理のことで，アルゴリズム（コンピュータでの計算手続きのように厳密に解を導き出す方法）に対比して使われ