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東京新聞:伊藤博文暗殺 漱石「驚いた」 旧満州の新聞に寄稿文:社会(TOKYO Web)
作家夏目漱石(一八六七~一九一六)が一九〇九(明治四十二)年、旧満州(中国東北部)の新聞に寄稿し... 作家夏目漱石(一八六七~一九一六)が一九〇九(明治四十二)年、旧満州(中国東北部)の新聞に寄稿した文章が見つかった。全集未収録で、初代韓国統監伊藤博文が独立運動家安重根(アンジュングン)に暗殺された事件への驚きや、満州を旅行した見聞などが記されている。 (大日方公男) 寄稿文は「韓満所感」と題し、日本語の「満洲日日新聞」に同年十一月、上下二回に分けて掲載された。作家の黒川創さん(51)が二〇一〇年、韓国で購入した安重根に関する資料集に、この寄稿文が切り張りされて載っていたのを見つけた。 漱石は十月半ばまでの一カ月半ほど、南満州鉄道総裁だった旧友・中村是公の招きで朝鮮半島や満州を旅した。ハルビン駅で伊藤博文を狙撃した暗殺事件は、帰国後の十月二十六日に起き、満州で漱石の世話をした知人らも巻き込まれて負傷した。
2013/01/07 リンク