悲惨な情景 今も脳裏に 大山口列車空襲６５年 : 鳥取 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

終戦直前の１９４５年７月２８日、大山町の大山口駅近くで列車が米軍機に銃撃され、乗客４５人が死亡した「大山口列車空襲」から６５年の２８日、同駅構内の慰霊碑前で、犠牲者を悼み、平和を祈る集いが開かれた。遺族や平和学習で空襲について学んだ小学生ら計約１００人が参列し「戦争を二度と繰り返さない」との誓いを新たにした。 「大山口列車空襲被災者の会」会長で学徒動員のために乗っていて重傷を負った同町の伊藤清さん（８０）があいさつ。「車内の悲惨な情景は脳裏から離れない。未来にわたって平和が続くことを祈ります」と述べた。 伊藤さんが空襲の語り部として訪れた町立大山西、名和、中山各小学校や米子市立住吉小の６年生たちが「教えてもらったことをみんなに伝えたい」「戦争は悲しみしか残さない」とメッセージを発表し、慰霊碑に白菊をささげた。 父を亡くした広島県廿日市市の井上冨子さん（７５）、藤井宏子さん（７３）姉妹は１８