明治元年から数えて150年、そして国立近現代建築資料館の開館5周年の節目に開催される記念企画展では、近年盛んに議論される大学と高等教育に着目し、旧制の大学、専門学校、高等学校などの実像を建築資料から探る。 本展では、東京大学をはじめとする日本各地の大学、専門学校や高等学校などの建築図面や模型、また実際に学生たちが使用した教材、関連する写真や書籍といった貴重な資料を一堂に展示。官立の教育施設が誕生した明治初頭から「大学令」が公布される大正7年まで高等教育の全体像を一望するとともに、各校が競い補完し合った相互関係を視覚的に紹介する。 また、会期中には高等教育施設を主なテーマに、全5回のギャラリートークを行う。
![明治期における官立高等教育施設の群像(国立近現代建築資料館)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d1bb756faf8eb0c5c8de55ec560955f6063dbf90/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbt.imgix.net%2Fexhibition%2F2969%2Fmain%2F1541768032958_4d63a1ecdfe75d0bd7d10702ac131324.jpg%3Fauto%3Dformat%26fm%3Djpg%26w%3D1920%26h%3D1080%26fit%3Dmax%26v%3D25)