バイブ機能など演出にドキドキ さらに、通常の漫画ではまねできない“演出力”も魅力だ。ケータイコミックは、携帯電話の画面で閲覧しやすいように、原則、一コマごとにカットして表示される。 その特徴を生かし、縦や横に自動で画面をスライドさせたり、機種によっては激しいシーンでバイブレーション機能が働くようにするなど、工夫が凝らされている。「小さなコマでも目が離せない仕掛けで、ドキドキ感が楽しめます」(広報担当者)と自信たっぷりだ。 ところで、ケータイコミックにハマる人は、どんな層が多いのだろう。意外な答えが返ってきた。 「実はケータイコミックの購入者の多くは、普段、漫画を読まないタイプが多い。いわゆるオタクじゃないんです」と、同社の西野文子・編集プロデューサー。「漫画を読む」行為ではなく、音楽をダウンロードするように携帯機能の1つとして楽しむユーザーが多いという。 ここ数年で、ケータイコミックの有料