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2012年7月25日のブックマーク (7件)

  • 社会を信じるか:『おおかみこどもの雨と雪 - 冒険野郎マクガイヤー

    『おおかみこどもの雨と雪』鑑賞。凄い映画だった。 一言でまとめるとシングルマザーのお伽話なのだが、狼男の子を生んだシングルマザーの話なのだ。世にシングルマザーの映画は数あれど、人外魔境で地底獣国出身の狼男の子を孕んだシングルマザーの映画を監督するのは細田守だけ! ……よくこんな映画作ったなぁ。 「おおかみ」が何の隠喩かであるかは映画を観た方にとっては一目瞭然なのだが、細田守の演出力により全く理屈っぽくなっていないところが凄い。同日に観た『メリダとおそろしの森』は「おおかみ」ではなく「熊」でそれら(の一部)表現しているのだが、中世を舞台にしている『メリダ』より現代が舞台の『おおかみこども』の方が全然ファンタジーでお伽話だったよ。 メリダとおそろしの森(ディズニー/ピクサー作品) [DVD] どうしても連想してしまうのは河島英五が歌ったアートネイチャーのCMソング「オオカミ」だよなぁ。旦那が正

    社会を信じるか:『おおかみこどもの雨と雪 - 冒険野郎マクガイヤー
  • マンガ・音楽・隣接権――漫画協会での議論から見えてくるもの

    出版隣接権を巡る議論が大詰めを迎えている。漫画家側が当初憂えていたような出版社に強大な権限を与えるものではない、ということが一連の公開されている議論から見えてきているが、先月、霞ヶ関の衆議院議員会館でもこの権利を巡って勉強会が開催された。 この「漫画産業の発展を考える会」は、社団法人日漫画家協会の著作権部委員を務める佐藤薫氏(大阪大学大学院招聘教授)が座長となり、中山義活衆院議員や漫画家が参加する中、漫画産業に関するさまざまな課題を業界内外の関係者を招いて今年4月から検討を行っているものだ。小学館、角川書店、日書籍出版協会に加え、長く隣接権の下で事業を展開している音事協(日音楽事業者協会)が参加した3回目となる今回、どのような議論が行われたのか要点をお伝えしたい。 出版社が安心して「投資」できる環境を 出版社側からは、小学館常務取締役の片寄聰(名前は旧字)氏(写真)、同社長室顧問坂

    マンガ・音楽・隣接権――漫画協会での議論から見えてくるもの
  • 「悪いのはアップルではない」--米司法省による独禁法訴訟で書籍販売業者らがコメント

    予想どおり、政府のAppleおよび電子書籍出版社に対する独占禁止法訴訟に関して、米司法省(DOJ)にコメントを提出した人々の大多数は書店経営者と作家だった。 DOJは米国時間7月23日、ウェブサイトに800件以上のコメントのコピーを掲載した。同省は4月、Appleと米国の大手書籍出版社5社を独占禁止法違反の疑いで提訴した。政府は、Appleと出版社が共謀して価格をつり上げ、Amazonなどの小売業者がそれに従うことを余儀なくさせたと非難している。 政府は提訴した出版社のうち、Hachette Book GroupとHarperCollins Publishers、Simon & Schuster(米CNETの親会社であるCBSが所有)の3社と和解に達している。和解条件の一環として、電子書籍出版社3社は、消費者に値引きを提供する小売業者の法的能力に「制約を課す」のを2年間止めること、「競争に

    「悪いのはアップルではない」--米司法省による独禁法訴訟で書籍販売業者らがコメント
  • パロディについての検討がワーキングチームという密室の中で始まった - Copy&Copyright Diary

    著作権分科会法制問題小委員会パロディワーキングチーム第1回議事要旨が公開された。 文化庁 | 著作権 | 著作権制度に関する情報 | 文化審議会著作権分科会 | 権利制限の一般規定ワーキングチーム(議事要旨) | 平成21年第1回 http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h24_parody_01/gijiyoshi.html 前にも批判したことがあるが、ワーキングチームでの検討内容は今回のように議事要旨では公開されるものの、その議事要旨を読んでも、どのような検討が行われたのかが全く分からないものである。 今回公開された議事要旨は ・ ワーキングチームのチーム員及び事務局の紹介が行われた。 ・ 事務局よりワーキングチームの今後の進め方について説明があった。 ・ 上野チーム員より著作物のパロディの取扱いに関する論点整理の説明があ

    パロディについての検討がワーキングチームという密室の中で始まった - Copy&Copyright Diary
  • 文教堂、講談社など20社と直取引 書籍買い切りで - 日本経済新聞

    大手書店チェーンの文教堂グループホールディングスは年内をめどに、講談社など出版20社と取次会社を通さない直接取引を始める。売れ残っても出版社に返品しない「完全買い切り」のため、仕入れ価格が下がり、利益率向上につながる。大手取次会社の影響力が強い日の出版業界では珍しい取り組み。自社で発掘した復刻から始め、コミックや新刊も視野に入れる。出版不況下で書籍流通に変化が出てきた。直接取引の対象は、

    文教堂、講談社など20社と直取引 書籍買い切りで - 日本経済新聞
  • 高木浩光@自宅の日記 - 個人情報の地方自治が信用ならないワケ

    たしかに私は1年ほど前、三田市役所に電話したことがある。三田市だけでなく他の自治体にも同じ内容で問い合わせをした。それは、以下の報道を受けて、実態がどうなっているのか、自宅研究のため、各自治体に取材を試みたものであった。*1 漏洩元のうち岐阜県飛騨市は、情報が流出した一人一人に事情を説明して謝罪し、記者会見で事実を公表した。 しかし、他の13団体は「不特定多数の目に触れておらず漏洩ではない」(海陽町)、「他自治体からさらに外部へは流出していない」(渋谷区)、「すぐに削除された」(愛知県尾張旭市)などとして具体的な措置はとらなかった。 すべての自治体は独自に個人情報保護条例を持ち、「正当な理由」のない個人情報の提供を禁じる。条例は(略)人以外から個人情報を得ることを禁じている。総務省は各自治体の判断を尊重するとした上で、「省庁で同じことがあれば漏洩として対処する問題だ」とした。 個人情報の

  • 朝日新聞デジタル:漫画誌の将来に不安 海猿の佐藤さん、自らネット出版社 - 文化

    「海猿」の原作者・佐藤秀峰さん。最新映画「BRAVE HEARTS 海猿」は、まだ見ていないという。「試写会のような場所は苦手なので。一般のお客さんに混ざって見に行きます」佐藤秀峰さんが立ち上げた「漫画 on Web」(http://mangaonweb.com/welcome.do)の画面。読者のレビューなども読むことができる  漫画は今のままで生き残れるのか。そんな疑問を抱いた漫画家が、ネット上で新たな試みを形にした。オンラインコミックのサイト「漫画 on Web」(http://mangaonweb.com/welcome.do)を立ち上げたのは「海猿」などで知られる、佐藤秀峰さん(38)。代表作の一つ「ブラックジャックによろしく」が累計千万部を超えるなど、売れっ子漫画家の一人だ。しかし、部数が減り続けているコミック誌(漫画雑誌)の現状に危機感を抱き、出版社を介さずマンガをデジタル上