ビジネスに直接役立つ統計解析の手法として、ビジネススクールでは「相関」を学びます。相関は、価格と販売数の相関関係、為替と株価の相関関係、身長と体重の相関関係など、ビジネスや経済、生物学から心理学まで幅広く使われます。 相関度の強さは、相関係数という数値で表され、-1~1の範囲に収まります。1に近いほど高い相関度があり、0に近ければ相関度は低く、-1に近づくほど逆相関にあるという考え方です。たとえば相関係数が0.8なら、高い相関と言えます。 2つの変数の相関がわかると、ビジネスに活かせます。為替とある企業の株価の相関関係が高いのであれば、トレーダーは為替の変動情報をもとに株式の売買を行えます。あるいは、特定の経済指標の変動と高い相関関係を示す銘柄の株式も存在します。統計情報からテクニカルな取引をする手法もあります。オンライン書店で使われるレコメンデーションも、相関を応用しています。 今回は、