[読了時間:2分] 米Amazon.comが読書アプリKindleのウェブアプリ版「kindle cloud reader」をiPad向けなどにリリースした。AppleのAppStoreの「売り上げの3割をAppStore利用料としてAppleに納める」「ECサイトへのリンク禁止」などのルールを回避するのが目的とみられる。ダウンロード型アプリとほぼ同等の機能を持たせることができるウェブ表記言語HTML5のおかげで、まずはブランド力のあるコンテンツホルダーやネット企業らのAppStore牽制の動きが始まったようだ。 iPhoneやiPad向けアプリは、AppleのAppStoreを通じて販売、リリースしなければならず、Appleの定める上記のようなルールに従わなければならない。そこでHTML5を使ってウェブページにアプリと同等の機能を持たせようという動きが起こっている。アプリ同様の動きをする
AppleがSony ReaderのアプリをiOSから排除したのは記憶に新しいが、それに合わせて同様のアプリも排除されることになるんじゃないかという憶測が飛び交った。Sony Readerアプリと同様のものといえば、KindleやNookなどだ。仕組みとしてはSony Readerアプリとほぼ一緒で、それぞれ電子書籍を販売しているサイトがあり、そこで購入した書籍をリーダーアプリで読むというものだ。これだと、App Storeの外で書籍が販売されるので、Appleに上がりが入らないから拒絶するという理屈だ。新規参入のSony Readerアプリは最初から拒否されたが、既存のKindleやNookは暫定的に6月までに撤退するか、App Store内で電子書籍を販売するかの2択を迫られていたというわけだ。 その期限の6月を迎えて、Appleがルールを変更したのは既報のとおりだが、そのおかげでKi
You are here: Home / 本と出版ビジネス / Book Industries / Kindleが、Nook…が、iPhone/iPadから消える? iPadが、ただのガジェットでもコンピュータでもなく、サイバースペース上のApp Storeのためのメディア・デバイスであることは、意外と見落とされていた。人々に意識されないまま、短期間でE-Bookビジネスの主要なデバイスになったのだが、アップルは7月以降、その決済プラットフォーム(IAP)を介さないアプリを追放する方針を表明した。適用の方法と範囲によっては、サードパーティのオンラインブックストアはiOSデバイスから消え、日本でのコンテンツビジネスにも大きな波乱を呼ぶことになる。その可能性を含めて、3回に分けで考えてみたい。(1/3回) はじめに アップルがiOSアプリ開発者に出した1通のメールが、躍進を続けるE-Bookビ
前の記事 ルービックキューブ「神の数字」を証明 『Windows 7』搭載タブレット『WindPad 100』 次の記事 iPadとKindleの文字、顕微鏡で比較 2010年8月17日 IT コメント: トラックバック (0) フィードIT Charlie Sorrel 技術ブログ『BIT-101』のKeithは、USB顕微鏡を手に入れた。新しい玩具を手に入れた全てのオタクたちと同様、彼も、身の周りのものをいろいろ顕微鏡で見てまわった。そしてわれわれにとって幸運だったことに、彼は新しい拡大視の能力を、犬のノミではなく、Amazon社のKindleとApple社のiPadに向けてくれた。 上の画像は約26倍のもので、左側がKindleだ。KindleのEインクディスプレーは、拡大しても裸眼で見えるのとだいたい同様に見える。iPadでは個々の画素が角ばった四角形であることが明らかだが、優れた
米コネティカット州のリチャード・ブルメンタール検事総長は8月2日、AppleとAmazon.comを調査していることを明らかにした。競合他社がより安価に電子書籍を販売するのを妨げている疑いがあるとしている。 ブルメンタール氏によると、両社は大手出版社から「最恵国待遇」――常に最もいい条件で電子書籍を仕入れられる――を受ける契約を結んでいる。Macmillan、Simon & Schuster、Hachette、HarperCollins、Penguinなどの出版社とこのような契約を交わしたという。 これら出版社は、ほかの電子書籍ストアにApple、Amazon.comよりも安い価格で書籍を卸すことができない。このため、消費者が競争による値下げの恩恵を受けられないと同氏は指摘している。既に検事局の予備調査により、Amazon.com、Apple、Borders、Barnes & Nobleの
Amazonが米国時間7月22日に発表した第2四半期の業績は、ウォール街が予想していた水準に達したとはいえなかった。しかし、ウォール街はかなり高い業績を予想していたのであり、実際の結果はそれほどではないにしても割に良い方だ。Amazonにとって最も強調する価値のある成長分野の1つは、何といっても電子書籍デバイス「Kindle」だ。そして、同デバイスと、Appleの「iPhone」「iPad」やモバイルOS「Android」といったサードパーティーデバイス用アプリの前に開けている巨大なデジタル書籍市場である。 Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は22日の決算発表で、Kindleシステムを同社の「急速な成長」分野と言い表した。 映画「華氏451」ではないが(使い古された連想で恐縮だが)、iPadが大きなセンセーションを巻き起こしてすぐに、多くの人がKindleは
iPadやKindleのメガストアに「コンテンツ」を提供することが電子出版はではない。電子データとなったコンテンツを可能な限り個性化・個別化することによって、読者にとっての価値を最大化することこそ、電子化の意味がある。デバイスの価格が、数10冊の印刷本ではなく、たかだか数冊の印刷本の価格になれば、質的な変化が生まれる。本の生産・流通・小売のそれぞれにおいて、アップルでもアマゾンでもない道が拓けてくる。 iPad対Kindleの虚妄 著者エージェントが「デジタル出版者」となって著者の本をアマゾンKindleに独占供給するというニュースは、市場におけるアマゾン (Kindle Books)の相変わらずの強さとともに、欧米の出版界に重苦しい衝撃を与えた。それは、iPadの(少なくともガジェットビジネスとしての)圧倒的成功によって、メディアや投資業界の関心がiPadに傾斜したことで、この巨人の影が
米光一成立命館大学映像学部教授とエンジニアの松永肇一氏の対談の4回目は「デバイス」のお話です。 前回は、電書は人件費を除けば、ほぼ経費ゼロで作り、販売できるという驚きの実態が明らかになった。書店との共存や、すでにあるコンテンツとの相性もいい。驚いたのは、この方法がビジネスに大きな可能性をもたらしそうなことでした。 第4回目はそんな「電書」を読むために必要不可欠な「デバイス」の問題に切り込む。海外製のデバイスは果たして日本語の表示に耐えられるのでしょうか?(前回から読む) ―― 実は、ぜひお聞きしたいことがあって。私は、あるページ以上の電子書籍を完読できた試しがないんですよ。ところが、アメリカではおばあちゃんやおじいちゃんが、キンドルでダン・ブラウンの500ページの小説を読んでいるという現実がある。日本語は電子化になじまないのではないかという根本的な疑問があるんです。 キンドルで長編小説を読
93年のCD-ROMじゃあるまいし、 ビデオミックスとか、 新しい「インターフェースのパラダイム」とか って言うのやめようぜ。 「文章」について語ろう。 電子書籍を語ろう。 雨のそぼ降る日曜の午後、都心のカフェでどうにかiPadで本を楽しもうとしている。でもダメだ。フォントもなっちゃないし、綴りまちがいがあるし、変なところでページが切れてたり、ナキワカレや、表が切れちゃってたりして気が散る。その時、このガラスと金属でできたすごいモノを手にして何週間もなるのに、10ページも進んでないことにハタと気づいた。 何がいけないんだろう? iPhoneでもう何度も小説を楽しんだんだから、スクリーンのせいじゃないな。 テーブルや膝の上に置けばどうってことないから、重さのせいじゃないな。 問題はもっと単純なことで、電子書籍を読むにはiBooksやKindleのアプリはEリーダーとしてイマイチなんだ。デジ
米グーグルが早ければこの6、7月にも電子書籍の販売事業に乗り出すと米ウォールストリート・ジャーナルなどのメディアが報じている。5月4日にニューヨークで開催された出版業界誌主催の討論会に出席したグーグルの戦略パートナー開発担当マネジャーが、その具体的なスケジュールを明らかにした。 同社はこれまで、電子書籍のオンライン配信についてビジョンは語っていたものの、その内容については発表してこなかった。現時点ではまだ不明な点があるが、ようやく概要が明らかにされたというわけだ。 「グーグル・エディションズ(Google Editions)」と呼ぶこの新サービスでは、ユーザーは同社の書籍検索・閲覧サービス「グーグル・ブック・サーチ(グーグル・ブックス)」で探した書籍のデジタルコピーを購入できるようになる。 市場には米アマゾン・ドットコムの電子書籍端末「キンドル(Kindle)」、米アップルのタブレット端末
本場カジノの臨場感をそのまま味わえる遊雅堂のライブカジノ(https://www.yuugado.com/livecasino)がおすすめ! ギャンブルやバカラの本は人気上昇中です。ギャンブルに関する本の出版社を無視してギャンブルについて語ることはできないでしょう。こういった本は、読み出すと本当に面白いものです。世界中には多くの出版社があり、その数を数えたり、ひとつひとつ解説するのは不可能です。しかしここでは、ギャンブルに関する良質な書籍を出版している人気の出版社をご紹介します!他にもご紹介したい出版社はたくさんありますが、ここでは数社に限定しています。 (more…) 本場カジノの臨場感をそのまま味わえる遊雅堂のライブカジノ(https://www.yuugado.com/livecasino)がおすすめ! ギャンブルやバカラの本は人気上昇中です。ギャンブルに関する本の出版社を無視してギ
米国時間3月24日、ZDNetのJason Perlow記者は、4月3日(米国でAppleの熱狂的ファンたちがiPadを手に入れ始める日)がKindleの終わりの始まりの日になるとして、Kindleの追悼記事を書いた。 この記事は、iPadがKindle(少なくとも最上級機種のKindle DXと比較すると)を価格でも性能でも上回っているという点では正しいかも知れない。しかしiPadは、より重要な要素である、顧客を疎かにしないという点についてもKindleより優っていると言えるだろうか?ここではAppleがAmazonに学ぶべき点を紹介する(ただし、公平性を保つため、AmazonがAppleに学ぶべき点も近日中に紹介する予定だ)。 購入した電子ブックが将来にわたって利用できるか AmazonのKindleは、Amazonの電子ブックを配信するハードウェアプラットフォームとしてスタートした。
AppleのiPadが発売されたことがAmazon.comにとって大打撃であるような論調の記事が多いが、わたしは2つの理由でAmazonのビジネスは今後も健在だと思っている。 1つは、Amazonが長年運営してきた電子書店ビジネスを超えるのは、たとえAppleであっても一朝一夕にはできないということ。もう1つはAppleと違ってAmazonは他のIT企業と対立関係にないので今後とも安心して利用できるという理由だ。 詳しく説明しよう。 iPadの発売前からiPad向けに開発されたアプリが発表される中で、わたしが一番喜んだのはAmazonがiPad向けに電子書籍ストアのアプリ「Kindle App for iPad」を開発中というニュースだった。これで過去にAmazonで購入した電子書籍コンテンツをそのままiPadの大きな画面で読むことができる。これだけでわたしにとってiPadを購入する十分な
米Time誌の最新号(2010年4月12日号)はスティーブ・ジョブズ の顔写真である。それに合わせたカバーストーリーは、見出しが"The iPad Launch: Can Steve Jobs Do It Again?"と"Do We Need the iPad? A TIME Review"の、iPad関連記事となっている。 この最新号も4月3日発売のiPadで読むことができるようになる。注目の価格は号あたり4.99ドルと、電子雑誌に賭ける米タイム社の意気込みが伝わる値付けといえそう。 March 22, 2010 一方アマゾンのキンドル(Kindle)版の価格は、月間2.99ドルである。Time誌は週刊誌なので、号あたりの購読料は0.75ドル以下となる。つまりiPad版の価格はKindle版より5倍以上も高いことになる。iPadはカラーだし、紙の雑誌記事に加えて動画や写真スライドなど特
米アマゾンが申請していたiPad対応版「Kindle」をアップルが承認。App Storeで公開されています。 米アマゾンは電子書籍用デバイス「Kindle」を販売するとともに、Mac/PC/iPhoneなどでもコンテンツを閲覧できるアプリケーションの開発に力を入れており、iPad対応版の開発を明らかにしていました。 一方で、アマゾンの「Kindle」「Kindle Store」とアップルの「iPad」「iBookstore」は競合関係にあり、iPad対応版をアップルが承認するかに注目が集まっていました。 アマゾンはiPad対応版の「Kindle」を、iPhone・IPod touchとバイナリ(アプリ)を共有するユニバーサル・アプリとして登録。既存のiPhone・iPod touch向けKindleのアップデート(ver. 2.0)として、App Storeで公開されています。 これによ
電子書籍の価格設定は未だ流動的な部分が多く、投資コミュニティにも良く理解されていません。 今日のニューヨーク・タイムズにこれに関する大変興味深い記事が出ていました。 早い話、従来のハードカバーの本の出版とアップルのeBookによる出版、そしてアマゾン・ドットコムのKindleによる出版のそれぞれのケースでの費用構造を分析しているのです。 先ずそれぞれの小売価格は: ハードカバー(従来の出版) $26 アップルeBook $12.99 アマゾンKindle $9.99 です。 次に各方式における費用構成は下のグラフのようになっています。 ハードカバーの小売り粗利はバーンズ&ノーブルやボーダーズなどの書店の取り分です。アマゾンがそのサイトでハードカバー本を売った場合の取り分も当然、ここから出ます。 なおアメリカでは新刊本はのっけからバーゲンでディスカウントして売られるケースが殆どで、その意味で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く