前回は、いきなりウオッチ対象の議論の前提たる事実認識が誤っているということが発覚し、力が抜けてしまったわけだが、気をとりなおして、この人の議論をもう少し眺めてみよう。 なお、当該サイトのトップを見ればわかるが、この人、「ソフロロジー分娩」を看板にする産婦人科医である。 「母乳育児が復活しない(しつこいようだがこれ自体誤謬)理由」の第一としてあげられているのが、「改革能力に乏しい民族性」である。 農耕民族であり、何でもお隣と同じでないと落ち着けない、護送船団方式が最も適している民族性からして、よほどの危機的状態になるか、外圧が加わらない限り革新的変革をなしえないのが私たち大和民族のようです 「ようです」ってアナタ・・・どういう根拠があって。ていうか、戦後病院分娩や粉ミルクが普及した過程は「革新的変革」じゃないのか?あ、それも「外圧」のせいってこと?「農耕民族」(という定義付けにも